就活は競争戦略論だ!(仮)その1

周りの人たちが「就活、就活」と言いはじめたので、就活について何回かにわけて自分の思う事を書きたいと思います。

 

僕は去年、就活生でした。内定が出たのは今からちょうど6カ月程度前です。

内定先の名前は伏せますが超優良安定企業です。

一年前の今は某超有名企業にインターンに3週間ほど行っていました。

なので、就活は9月末から翌年の4月末までやっていた事になります。

(もちろん、就活だけやっていたわけではありませんが。)

就活が終わった直後にいろいろと書きたかったのですが、正式な内定が出るまでは書いちゃダメだよと言われたので書いていませんでした。

今は正式な内定を持っているので書けます(笑)

 

もともとこのブログを書く理由は

・文章力をつけたい

・自分の考えをオープンにしたい

の2つなので、

これからの就活のエントリーを全く同じ理由から書きます。

さて、まずIchieiが思う事、

 

「就活は周りで見ている人は面白いかもしれないけど、当事者は全然面白くない」

 

って事です。 

それぞれ理由を書きます。

 

周りで見ている人は「就活」が面白い理由

 

就活自体に関心がある人々は間違いなく就活生より上の世代、社会人もしくは社会人経験がある人々です。その方々はみんなさん働いた経験があります。世の中にどんな会社があるのか、仕事がどのような感じなのか、ビジネスがどのようなものかよく知っています。

一方、就活生は全くと言っていいほど知りません。(実際、トヨタ世界で一番の自動車メーカーである事を知らない就活生はたくさんいます。彼らはトヨタと日産の売上は変わらないと思っています。)その就活生が一生懸命就活をしているのです。社会人から見るとその様子は滑稽でしかないと思います。「~はこのような事がやりたくて、御社を志望します」とキラキラした目で言っている姿は、希望に満ちているかもしれませんが、「そんな事できるわけないじゃん」と思っている社会人からは滑稽です。そもそも圧倒的な情報の差があって、頑張っている姿が滑稽。

だから面白いんです。

他に面白いのには理由があります。「就活」といった言葉の中にはものすごくたくさんのトピックが含まれているのです。「ゆとり世代批判」「人気のある仕事の変化」「キャリア」「大学教育」あらとあらゆるトピックと「就活」と掛け合わせて記事にできたり、言論できます。就活に3つ言葉「内定率」「3年離職率」「自殺」を掛け合わせた事に関しては後日改めて書きます。 

状況が滑稽だし、「就活」を切り口になんでも言えちゃう。

だから「就活」は面白いんです。(外野からは)

 

就活生は「就活」が全く面白くない理由

 

まず、はっきり僕の考えを書いておきます。

就活生で、就活を面白いと言っている人は単なる暇人です。これだけ労力を奪われる非生産的な事は面白いわけないです。

よくあるのは「就活を通して色んな人の話を聞けたから面白かった」という話です。

これは一理あるかもしれませんが、「色んな人の話を聞けるだけ」暇なわけです。

理系の院生は共感してもらえると思いますが、僕たちは研究をしなくてはいけません。しないと修了できません。決して暇ではありません。だから、就活生で就活を面白いと言っている人は単なる暇人なわけです。

(こんな事を書いている僕も、もちろん暇人。) 

さて、就活生は本当に悩んでいます。自分は何がしたいのか、何に向いているのか、就活ってまずなにから始めればいいか、どんな仕事があるのか、一生その会社で働けるのか、社畜になってはしまわないだろうか、ブラック企業に入ってしまうのではないか、本当に内定がでるのだろうか・・・。

悩みは尽きません。

これだけ、悩む事があって楽しいわけありません。(超ポジティブ人間は「悩みがあるって素晴らしい、だって考える事があるし、答えが出た時楽しいし」と言えるのかもしれませんが)

ある程度まともな就活生ならば座って考えているだけでは何も解決しないので行動してみます。本屋さんに行ってみたり、就職課に相談してみたり、セミナーに行ってみたり。しかし、そこで得れる情報は本当に少ないのです。何も解決しないのです。逆に焦ってしまったり、もっと不安になってしまいす。

行動しても問題が解決しない。非生産的ですね。

そもそも、日本式就活はあらとあらゆる問題を抱えている世界でも最も非生産的活動であると思っています。

その大きな理由に1つに日本の会社の多くは大学での学業を評価してくれません。ものすごい業績があれば話があれば別ですが、大学で一生懸命勉強した事を評価してくれる会社はまずありません。理由は「自分は大学で勉強しなくても就職できたからです」。だから大学で勉強する事の意味がわからないのです。就活生は大学で勉強しても評価してくれない(できない)。だから、一体何を頑張ればよいかわからない。

不安になる、心配だ。だから面白くない。

(因みに、僕の会社選びの大きな軸の1つは「大学で今こういう勉強しているんですけど、何か御社で働く上で役に立ちますか?」という質問に対する答えでした。「大学での勉強なんて仕事では役に立たないよ」って答えは完全にアウト。今、勉強している就活生にそれを言う人は馬鹿だと思います。今の内定先は「もちろん、役に立つよ。だって研究する上、勉強する上で色々考えるでしょ。それは仕事でもそう。君のやっている研究は面白そうだけど、ちゃんとやるの大変でしょ。もう少し詳しく聞かせてよ。」でした。この後、僕の研究に対するアドバイスまでもらいました。) 

 

まとめます。

仕事を決めるって事はものすごく大切なはずなのに、一体何を頑張れば良い結果が得られるのか全くわからない。だから、不安になる。だから、面白くないのです。

 

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それで、「就活に書いてどうしたいのお前」って言われそうですね。

「別に、書きたいから書いてるだけ」です。

なんかしたいわけではないです。

ただ後輩をはじめ結構色んな人に「就活」について聞かれるので

自分の考えをまとめておきたいだけです。 

ただ就活生にとって案外、有意義な内容のものを書けるんじゃないかなと思っています。

ビジネスマンにとっても有意義だ思いますよ。 

だって、「就活」って面白いトピックですから。

 

 

こんなとこです。

 

次回はもう少し客観的なデータについて書きたいと思ってます。